目の前に運ばれてきた染付の角皿。その堂々たる大きさ、30cmはあろうか。濃紺の繊細な文様が白地に踊るように描かれ、職人の技が息づいている。皿の中央には、焼き目が香ばしい魚が堂々と鎮座している。鮮やかな緑の笹葉が添えられ、彩りを添えるのは紅白の大根とにんじんの花びら。まるで一幅の絵画のような盛り付けだ。
角皿は、料理の美しさを余すところなく引き出していた。丸皿では到底表現できない伸びやかなラインが魚の形状に寄り添い、その存在感を際立たせている。染付の深い藍色が魚の白い身を引き立て、目にも口にも心地よい調和を生み出す。


和食器「染付の角皿」の魅力と使い方:食卓を豊かに彩る一皿
和食器の中でも「染付の角皿」は、シンプルながらも品のあるデザインが特徴で、有田焼や九谷焼などの伝統的な技法によるものが多くあります。この角皿を食卓に取り入れることで、料理の見せ方や空間のバランスを豊かに変えることができます。
1.サイズ別の使い道
1)小サイズ(15~20cm程度)
・用途:前菜や小鉢料理、デザートの盛り付けに最適。
例)お刺身の一人前盛りや、少量のお漬物など。
・効果:小皿特有の繊細な柄が料理を引き立て、個人分けにも便利です。染付の藍色が白い食材や緑野菜の彩りを際立たせます。
2)中サイズ(20~30cm程度)
・用途:焼き魚、揚げ物の盛り付け、一品料理用に。
例)鯖の塩焼き、天ぷらの盛り合わせなど。
・効果:長方形のフォルムが料理をスッキリと美しく見せ、家庭のテーブルに多い長方形にもしっくり馴染みます。
3)大サイズ(30cm以上)
・用途:パーティーや家族で取り分ける料理に最適。
例)煮物の大皿盛りやサラダ、寿司の盛り合わせ。
・効果:テーブルの中央に配置することで、他の器との調和を図りつつ視覚的な主役に。丸皿だけでは得られないシャープな印象を与えます。



2.食卓のバランスを整える理由
多くの家庭のテーブルは長方形ですが、丸皿ばかりが並ぶと、どこか窮屈な印象を与えがちです。染付の角皿や長皿を取り入れることで、形状の違いが生まれ、食卓全体が開放感を持ちながら立体的になります。
1)配置のポイント
・テーブル中央に大きな角皿を置き、その周囲に小皿や丸皿を配置すると、統一感がありながらも動きのあるテーブルコーディネートが完成します。
・長皿を使えば、焼き物やおかずを品良く並べられ、縦のラインを活かした配置が料理の存在感を引き立てます。
3.染付角皿の必要性と効果
染付角皿は、デザインだけでなく、実用性と美しさを兼ね備えています。特に、有田焼や九谷焼のものはその伝統的な技術により、食卓を和モダンな雰囲気に変えてくれます。
1)必要性
・料理の見せ方:形状と模様が料理を引き立て、視覚的に楽しませてくれます。
・多用途性:和食だけでなく洋食や中華の盛り付けにも応用可能。
・耐久性:伝統産地の技術で作られた器は、日常使いにも適した丈夫さがあります。
2)効果
・食卓全体のバランスを整える。
・器の柄と料理の色彩が調和し、食事の満足感を高める。
・家族やゲストを迎える際の華やかな演出として役立つ。

染付の角皿は、日常使いから特別な場面まで幅広く活躍するアイテムです。大小異なるサイズを揃え、さまざまな料理に合わせて使い分けることで、食卓がより豊かで洗練された空間となるでしょう。


有田焼の中でも根強い人気誇る福泉窯。力強い、正統派の染付文様も福泉窯らしい鍔つきの角皿。大胆な丸紋と輪のを重ねた文様もインパクトが強く、吹墨のあしらい方もシックな仕上がり。クラス感のある和の空間を創造します。


染付地紋捻り丸紋 鍔付正角角皿
サイズ 29.0×29.0cmx3.0cm
素材 磁器
生産地 有田焼

普遍的な古典柄だけの持つ上品な佇まいは、時代に流されない意匠のなせるワザ。ハレの日の器として、大切な食卓を囲むさいの食器として、後世に伝えて行きたいシリーズです


有田焼 福泉窯
染付割地紋 菊割長角六寸皿
サイズ W17.9 X D16.5 X H4.3cm
素材 磁器
生産地 有田焼
九谷花坂の磁器粘土を使った風情のある生地に、味わい深い染付の数々は日常使いの器に、ハレの日の器に大活躍のアイテムばかり。その特徴的な、味わい深い筆致で梅に鳥の染付文様が描かれた隅切り皿は、正統派の古染付らしい品格を感じさせながらも、どこか文吉窯らしい素朴さを感じさせる抜け感も秀逸。



文吉窯
4.5寸隅切四方皿 梅に鳥
サイズ W14 x H3cm
素材 陶器
生産地 石川県



