【何百年も使われてきた素材を、今日も使うという選択】
陶磁器は、土と鉱物を主原料に、火だけで焼き締められた器です。
科学的に見ても、自然素材の質感や重量感は、人の感覚を落ち着かせやすいと言われています。
「自然を身近に置く」という選択は、特別なことではなく、日々の食卓から始められる穏やかな健康習慣なのかもしれません。
有田焼 吉右衛門窯 165片菊割プレート.金泡 16.5cm





有田焼 吉右衛門窯 165片菊割プレート.金泡16.5cm
菊型の器は、ただの花形ではありません。菊の花弁を一枚一枚、立体的なレリーフとして写し取った造形は、光を受けるたびに陰影を生み、器そのものが静かに呼吸しているかのようです。古くから菊は、長寿や再生、そして尽きることのない生命力の象徴。そんな縁起の良さを、日々の食卓にそっと運んでくれるのが菊型の器なのだと思います。
黄色の菊型となると、その表情はさらに豊かになります。ひと口に黄色と言っても、やわらかな山吹、レモンのように澄んだ淡黄、土味を含んだマスタード、釉の溜まりに深みを宿す飴色までさまざま。釉薬の厚みや焼成の違いが、花弁の起伏に沿って微妙な濃淡を描き、同じ黄色でも二つとして同じ景色はありません。
最近では、器形の多様化も目を引きます。伝統的な端正な菊割だけでなく、花弁のリズムを崩した抽象的なフォルムや、深さを持たせた鉢形、余白を効かせたオーバル寄りの菊型など、現代の食生活に寄り添う工夫が凝らされています。料理をきっちり受け止めながらも、どこか軽やかで、構えすぎない佇まい。だからこそ、日常使いにもすっと溶け込むのでしょう。
黄色系の菊型は、盛るものを選びません。白和えや卵料理の淡い色を引き立て、揚げ物や焼き野菜には温かみを添え、甘味をのせれば、花に実りが宿ったような楽しさが生まれます。食卓に並べるだけで、空気が少し明るくなる――そんな力を、この器は持っています。
菊は秋の花でありながら、器の菊型は季節を問いません。生命力の象徴として、縁起物として、そして何より、使う人の気持ちをふっと上向かせてくれる存在として。黄色い菊型の器は、今日も静かに、食卓に花を咲かせているのです。


黄彩花紋 大皿 23cm



菊形ではありませんが、こんなのもいいですね
益子焼 ひまわりカラーの八角皿(大)




益子焼 ひまわりカラーの八角皿(大)
こちらは、小鉢です

黄彩花紋 小鉢 10.5cm

| 波佐見焼 黄 小分け菊皿 |


美濃焼で最初に出現したのは「黄瀬戸」
皿 ■ 浜田純理 黄瀬戸 山柿 5寸 菊皿 (1皿)





