🔸 赤絵とは
「赤絵」とは、焼成済みの陶磁器、特に釉薬を施して本焼きを終えた磁器の表面に対して、主に赤色を基調とした絵付けを施し、その上に低温で再度焼き付ける装飾技法を指します。この赤は主に酸化鉄(ベンガラ)などを原料とした赤絵具によって表現され、筆を使って模様や文様が描かれます。
この技法では、赤を中心としながらも、緑や青、黄、紫といった色も併用されることがあり、五彩(ごさい)とも呼ばれる華やかな絵付けが生まれます。赤絵は日本各地の産地で独自の様式が発展しており、有田焼では「柿右衛門様式」、九谷焼では「赤絵細描」、京焼では「色絵金彩」などが代表的な表現として知られています。
こうした赤絵は、仕上がりが非常に鮮やかで、祝いの席や格式ある場面での器として重宝される傾向があります。
🔸 絵付けの方法(赤絵の制作工程)
1)素地づくり
・白磁など、釉薬がかかった焼成済みの素地(本焼き済)を準備。
2)赤絵具の調合
・主成分は酸化鉄(Fe₂O₃)=ベンガラや辰砂(硫化水銀)などを使用。
・近代では安定性の高い合成顔料も使われます。
3)絵付け
・筆で、模様や文様を手描きする。
・文様は、花鳥風月、唐草、幾何文など多彩。
・他の色(緑・黄・青・紫)を加える場合もあり、「赤絵五彩」などと呼ばれます。
4)上絵焼成(上絵付けの本焼き)
・約700〜850℃前後で再度焼成。
・低温焼成のため、色が鮮やかに残ります。
🔸 赤絵の特徴
・発色:鮮やかな赤や朱色。金彩や他色と組み合わせることも多い
・技法:上絵付け(低温焼成)で発色を保つ
・風合い:華やか・細密・格式高い印象。祝いの器にも好まれる
・代表産地:有田焼(柿右衛門様式)、九谷焼、京焼(仁清・乾山)など
🔸 赤絵の代表的スタイル(例)
・柿右衛門様式(有田焼)
白磁に余白を生かし、赤を中心に青・緑・黄で彩色。品格と明るさを併せ持つ。
・九谷焼の赤絵細描
極細の赤線で緻密な模様を描く(たとえば「赤絵細描の人物文」など)。非常に技巧的。
・京焼の色絵赤絵
雅な色合いで草花などを描き、金彩を加えることも。
九谷焼 中皿 セット 赤絵鳳凰
● 補足:下絵との違い
・上絵付け(赤絵):釉薬の上に絵付けし、低温で再焼成。鮮やかな色が特徴。
・下絵付け(染付など):素地に絵を描いたあと、透明釉をかけて高温焼成。主に青色系。

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