和食に欠かせない「向付(むこうづけ)」の魅力
●向付とは?
「向付」とは、和食の席で主にお刺身や前菜など、料理の一品を盛り付けるための器を指します。その名前の由来は、正式な会席料理の場において、お客様の正面(向こう側)に置かれる器であることから名付けられました。形状や素材のバリエーションが豊富で、その器選びや盛り付けが、和食の美しさを際立たせる重要な役割を担っています。
●向付の種類と形状
向付の種類は実に多彩で、料理に合わせて形やデザインが工夫されています。以下は代表的な形状の例です:
・花型:華やかな印象を与える花の形をした器。季節感を演出するのに最適です。
・片口:注ぎ口のある独特な形状で、ソースやドレッシングなどを添えるのにも便利。
・折上げ型:器の縁が折り上げられたデザイン。盛り付けた料理を立体的に見せる効果があります。
・脚付き:器の底に脚がついたもの。高さが加わることで、食卓に立体感と上品さをプラスします。
これらの形状や色彩、柄の豊かさが和食器の魅力を一層引き立てています。

●和食で向付が重宝される理由
和食では、食事の器を上手に組み合わせることで、料理の美しさをより引き立てます。その際、以下のようなことから向付が特に重宝されます。
1.バリエーション豊かな器が料理に彩りを加える
藍の染付の皿や土ものの小鉢、赤絵の鮮やかな器などを組み合わせると、見た目の変化が生まれ、食卓全体が華やかになります。
2.「重ならない器」の基本に適合
器の大きさや形を重ならないように配置するのが和食の基本。向付はその多様な形状で、この基本を容易に実現させます。
3.素材やデザインで遊び心を表現
ガラスの器や派手な柄もの、季節感のあるデザインを取り入れることで、和の雰囲気を自由にアレンジできます。
4.盛り付けの自由度
お刺身だけでなく、小鉢やソースの器、さらには洋風料理のアクセントとしても活用できるため、多様な使い方が可能です。


●器の楽しみ方
おかずを盛る基本の皿を揃えたら、次は向付や小鉢など、遊び心のある和食器を取り入れてみてはいかがでしょうか。「こんな料理を盛りたい」とイメージを膨らませながら器を選ぶひとときは、日々の食卓に彩りと心地よさをもたらしてくれるでしょう。
和の器の魅力を存分に楽しみ、組み合わせの妙を生かして、あなただけの素敵な食卓を作り上げてみてください。
福泉窯
有田染付けシリーズ 桜流水(変り絵)菱形菊割向付


福泉窯
有田染付けシリーズ 桜流水(変り絵)菱形菊割向付
サイズ D10.5 x W16 x H 4.5cm
素材 磁器



