土と釉が奏でる蟹のいる風景 、土に葡萄が実る

角皿 ■ 佐藤和次作 織部蟹文 角皿 和食器
角皿 ■ 佐藤和次作 織部蟹文 角皿

岐阜県多治見市長瀬町にある早蕨窯(さわらびがま)は、陶芸家・佐藤和次さんが主宰する窯元で、特に「カニ絵」の文様で知られています。この窯元では、伝統的な織部焼の技法を基に、独自の絵付けや色合いを取り入れた器が制作されています。

取鉢■ 佐藤和次作 織部 蟹文 取鉢
取鉢■ 佐藤和次作 織部 蟹文 取鉢

   

取鉢■ 佐藤和次作 織部 蟹文 取鉢

■サイズ:径約17.0.cm 高さ約4.0cm
■重さ:約270g
■窯元:多治見市長瀬町/早蕨窯/佐藤和次作

 

  

   

織部焼の特徴と色合い

織部焼は、16世紀末から17世紀初頭にかけて、美濃地方で発展した陶器の一種です。特徴的なのは、オリベ/緑釉(りょくゆう)と呼ばれる鮮やかな緑色の釉薬や、鉄絵による大胆な文様です。器の形状も独特で、非対称や変形を取り入れたデザインが多く、茶道具や食器として高い評価を受けています。

佐藤和次さんと早蕨窯の作品

佐藤和次さんは、織部焼の伝統を受け継ぎながらも、独自の感性で新たな作品を生み出しています。特に「カニ絵」の文様は、写実的でありながらユーモラスな表情を持ち、器に生命感を与えています。また、葡萄の絵柄も手がけており、こちらは繊細な筆致で描かれ、器全体に優雅な雰囲気をもたらしています。

早蕨窯の器は、緑釉の鮮やかな発色や、鉄絵の深みのある色合いが特徴で、使い込むほどに味わいが増していきます。日常使いの食器としてはもちろん、贈り物や特別な席での使用にも適しています。

織部 蟹文 取鉢(佐藤和次氏 作)

口径約17cmの取鉢で、ざっくりとした土の風合いに織部釉を施し、蟹の絵を大胆に描いた一品。
煮物やサラダにちょうどよく、日常使いに適したサイズ感です。縁の揺らぎや表面の凹凸が手仕事ならではの趣を伝えます。
器表面の茶色い粒は、下絵具に使われた鬼板の鉄分による自然な発色で、素朴で味わい深い景色を作り出しています。

絵瀬戸 葡萄文 小皿(佐藤和次氏 作)

約12cmの小皿に、鉄絵で葡萄を描いた、絵画的な構成の一枚。
魯山人写しの趣が漂い、素朴な土味の中に繊細な筆致が光ります。縁のゆらぎや表面のざらつきも魅力で、手作りならではの風情が感じられます。
贈り物にもぴったりな、味わい深い和食器です。

小皿 ■ 陶芸作家・佐藤和次 絵瀬戸 葡萄文
小皿 ■ 陶芸作家・佐藤和次 絵瀬戸 葡萄文

小皿 ■ 陶芸作家・佐藤和次 絵瀬戸 葡萄文

サイズ:径約13.0cm 高さ約2.0cm
■重さ:約170g
■窯元:多治見市長瀬町/早蕨窯・佐藤和次作

   

   

角皿 ■ 佐藤和次作 織部蟹文 角皿
角皿 ■ 佐藤和次作 織部蟹文 角皿

角皿 ■ 佐藤和次作 織部蟹文 角皿

■サイズ:縦横約14.5cm 高さ約2.0cm 深さ約1.5cm
■重さ:約280g
■窯元:多治見市長瀬町/早蕨窯

   

  

料理に寄り添う、素朴な美――砥部焼の魅力