白く澄んだ磁肌に、藍や朱が咲くように広がる――
有田焼は、まさに“日本の磁器”の原点にして、頂点ともいえる存在です。



肥前の山間から生まれた磁器
江戸時代初期、現在の佐賀県有田町で、日本で初めて磁器が焼かれました。
これが「有田焼」のはじまりであり、17世紀前半に伊万里港を通じて全国に、さらには海を越えヨーロッパへも輸出されたことから「伊万里焼」とも呼ばれます。とくに初期のものは「初期伊万里」として知られ、素朴ながらもどこか温もりのある表情を今に伝えています。
当時、有田焼はオランダ東インド会社の注文を受け、ヨーロッパの王侯貴族の食卓を飾る磁器として栄えました。時代とともに、器の作りはより薄く、白く、そして染付の藍も冴え渡るように。器面には複雑で精緻な文様が描かれるようになり、日本磁器の技術は飛躍的な発展を遂げます。
有田の青磁と染付――気品と清冽の融合
有田焼では、青磁にも独特の展開が見られます。単色の青磁にとどまらず、そこに染付や鉄絵を重ねることで、深みのある表現を可能にしました。静かに澄んだ釉調の中に、筆の線や絵模様が浮かび上がる様子は、観る者を静寂の美へと誘います。
華やかな色絵の世界へ――三つの様式の誕生
染付の時代から20年ほどを経て、有田では色絵の技法が開花します。
やがてその表現は洗練され、「古伊万里調」「柿右衛門様式」「鍋島様式」という三つの美の系譜に分かれていきました。
【古伊万里調】



染付の藍に、赤・黄・緑・紫の上絵を重ね、さらに金彩を施した豪華な様式です。屏風絵を思わせるような濃密で装飾的な絵付けは、器をひとつの絵画のように仕立て上げます。現在でも、この華やぎと気品を受け継ぐ窯元があり、食卓を彩る一格上の器として親しまれています。
【柿右衛門様式】



有田焼のなかでもとくに優雅とされるのが、柿右衛門様式です。
温かみのある白磁「濁し手」に、赤を基調とした上絵が施され、余白を活かした構図が上品な静けさを醸し出します。主題となる絵柄は花鳥風月をモチーフにしたものが多く、そこに添えられる緑文様が繊細なリズムを与えています。
【鍋島様式】

有田焼の精華ともいえるのが、鍋島様式。鍋島藩が贈答用として藩窯で焼かせた最高級の磁器で、市販されることのなかった特別な器です。
染付の藍、色絵の赤・黄・緑が織りなす気品と緻密な図柄は、今もなお有田焼の頂点として知られます。その精密な文様と格式高い佇まいは、まさに“用の美”の極致。現代では、今泉今右衛門窯がその伝統を忠実に継承しています。
受け継がれる美、暮らしを彩る器へ
有田焼の真価は、美術品にとどまらず、日常のなかにこそあります。
かつてヨーロッパの宮廷を魅了した器たちは、今では私たちの食卓にも、心豊かな時間をもたらしてくれます。
歴史の重みを宿しながら、現代の暮らしに寄り添う――
それが、有田焼という器の魅力です。
【有田焼】【源右衛門窯】 染錦柘榴絵飯碗


【有田焼】【源右衛門窯】 染錦柘榴絵飯碗
サイズ 約11.0×6.2(径×高さcm)
磁器 白の部分は少し青みがかった白でつやがあります
箱 化粧箱
【ふるさと納税】柿右衛門窯作 珈琲碗(丸形)絵変わり(牡丹鳥文・菊鳥文)2客組


【ふるさと納税】柿右衛門窯作 珈琲碗(丸形)絵変わり(牡丹鳥文・菊鳥文)2客組
【サイズ】碗:径7.4cm×高6.7cm、皿:径13.8cm×高2.0cm 、 ※桐箱 2客入り
窯元 柿右衛門窯
今泉今右衛門 窯 「錦 藤袴絵 額皿」 共箱

今泉今右衛門 窯 「錦 藤袴絵 額皿」 共箱
作品名 錦 藤袴絵 額皿
作家 今泉今右衛門 窯
寸法 w22.2cm×h3.6cm
色鍋島宗家
状態は良好
皿立ては付属しません

