2025-06

和食器

小皿・豆皿のたのしみ

小さな器に広がる美と遊び心 和食器の中でも、日々の食卓で出番の多いのが「小皿」と「豆皿」。醤油皿や薬味皿としてはもちろん、珍味や漬物、おつまみを少し盛り付けたり、取り皿として使ったりと、その用途の広さは実に多彩です。 染錦山水 折紙型手塩皿...
和食器

九谷焼の華麗なる意匠 ー「花詰(はなづめ)」ー

九谷焼(くたにやき)の中でも、ひときわ華やかで絢爛たる表現を誇る意匠が「花詰(はなづめ)」です。器面を埋め尽くすように色とりどりの花々が咲き誇り、まるで万華鏡をのぞき込んだかのような幻想的な美しさ。日本国内だけでなく、海外でも高く評価されて...
和食器

和食器の美 ― 芙蓉手(ふようで)の魅力と物語

和食器の文様には、それぞれに美と物語が宿っています。なかでも「芙蓉手(ふようで)」は、柔らかな花のような構図と異国情緒を併せ持ち、見る者を惹きつけてやまない意匠です。 染付芙蓉手六角打込皿・土山敬司 染付芙蓉手六角打込皿・土山敬司《小皿・1...
和食器

和食器で楽しむ「カレー皿」と「パスタ皿」

■ 共に暮らす、色とかたちの愉しみ 日々の食卓に欠かせない料理、カレーやパスタ。そんな定番メニューを、もっと楽しく、もっと美味しく見せてくれるのが「和食器」の魅力です。伝統の技と現代の暮らしが響き合う和食器には、洋皿とはひと味違うぬくもりと...
和食器

和食器の「赤絵」―日本の色絵文化を彩る華やかな絵付けの世界

■ 赤絵とは? 「赤絵(あかえ)」は、素焼きや施釉焼成された器の上に、赤を中心とした顔料で絵付けを施す技法で、日本の色絵磁器の代表的な様式のひとつです。一般的には「赤絵=赤色の絵付け」と認識されがちですが、実際には赤を基調にしながら、金や緑...
和食器

和食器の文様:「網手(あみで)」―網に込められた願いと美意識―

和食器の装飾には、古くから日本人の自然観や祈りの心が映し出されています。そのひとつが「網手(あみで)」と呼ばれる文様です。網手とは、漁網や竹籠などを思わせる、規則正しく編まれた線の重なりで構成された模様で、主に染付や印判の器に多く見られます...
和食器

わびとさびを湛える ― 抹茶茶碗の魅力

和食器の中でも、ひときわ深い歴史と美意識を映す器、それが抹茶茶碗です。単なる茶を喫するための器ではなく、茶の湯という美の文化と、千利休以来の精神性を受け継ぐ「道具」としての格式を備えています。 京焼 清水焼 黒楽野点茶碗 松楽 京焼 清水焼...
和食器

九谷焼・吉田屋窯──幻の再興、そして色彩の輝き

江戸後期、加賀百万石の美意識が結晶となって咲いたのが、九谷焼「吉田屋窯」。古九谷の意匠を受け継ぎながらも、新たな五彩表現で独自の美の世界を築き上げました。鮮やかに、力強く、それでいて品位を湛えた「吉田屋風」は、今日でもなお多くの陶芸愛好家や...
和食器

京焼に宿る吉祥の文様 ―「祥瑞」の世界

■ 祥瑞とは ― 吉兆を映す藍の宇宙 「祥瑞(しょんずい)」とは、もともと中国・明代末期に景徳鎮で焼かれた磁器に由来する名称です。これらは、主に日本の茶人により「吉祥のしるし=祥瑞」と呼ばれたことに始まります。文様の多くは、七宝、青海波、霊...
和食器

和食器のぐい呑み──掌に宿る美と趣

◆ぐい呑みとは? ぐい呑みは、日本酒を楽しむための小ぶりな酒器です。その名の通り、「ぐいっ」と飲むのにちょうどよいサイズで、盃よりも深く、猪口よりも趣があり、手の中に収まる器の中でも特に“愛でる”楽しさを持っています。 使い勝手や実用性を超...