2025-03

中皿・中鉢

一器多様の美学—和食器

和食の食卓を彩る器たちは、単なる盛り付けの道具ではありません。彼らは料理とともに四季を語り、心を満たす芸術作品でもあります。一汁三菜の基本に立ち返ると、それぞれの料理を引き立てる肌合いの異なる器を揃えることが望ましいものです。磁器の滑らかさ...
中皿・中鉢

唐津焼「絵唐津五寸五分皿・草鳥文」に寄せて

唐津焼は、土の温もりと自然の風合いをそのまま閉じ込めたような、素朴ながら奥深い美しさをもつ焼き物です。その中でも、中村恵子さんの「絵唐津五寸五分皿・草鳥文」は、見る者の心を静かに揺さぶる一品です。この皿に触れるとき、私たちは単なる器ではなく...

手仕事の美、染付の小丼

食卓には、器が奏でる静かな調べがある。今日、私は「染付:麦わら手蓋付小丼・土山敬司」の、その静けさの中に込められた深い物語に思いを馳せた。 この小丼は、手のひらにすっぽりと収まる愛らしい佇まいだ。容量は320ml、直径は13.0cm。数字で...
湯呑・茶器

京焼の伝統と芸術が息づく「高野昭阿弥 丸紋山水 いっぷく碗」

京都の伝統工芸「京焼・清水焼」の世界に、一つの傑作をご紹介します。それが、高野昭阿弥氏が手掛ける「丸紋山水 いっぷく碗」です。この湯呑は、一つひとつの筆致に宿る美しさが見事に融合した逸品。見る人、手に取る人の心を引きつけてやみません。 京焼...
中皿・中鉢

日常を豊かにする、和の美!和食器で楽しむ、食と美のひととき

●器に宿る文化の違い – 欧米と日本の陶磁器をめぐる随想 陶磁器とは、私たちの暮らしの中で、食卓を彩り、日々の営みを支える影の主役です。しかし、その形や色、装飾には、その国の文化や生活習慣が色濃く反映されています。欧米と日本の陶磁器を見比べ...
中皿・中鉢

器で綴る日々の豊かさ

●器で綴る日々の豊かさ 暮らしの中にある「器」という小さな存在。けれど、その器が与えてくれるのは、私たちの心に響く大きな喜びです。朝食のひととき、お気に入りのお茶碗に炊きたてのご飯をよそい、ほのかな湯気に目を細める。そんな日常の瞬間が、器の...
小皿・豆皿・小鉢

小鉢が誘う「わび・さび」の世界- 黄瀬戸 山柿 一つ花 小鉢

小鉢と過ごす、食卓の時間 お気に入りの器をそろえた食卓は、それだけで心が弾みます。特に小鉢は、料理を引き立て、食卓に変化をつける名脇役。形も深さもさまざまな小鉢をひとつずつそろえたり、同じ小鉢を並べて統一感を出したり。それぞれ違う小鉢を銘々...
飯碗

ひと椀で、食卓を変える!黄金色の飯碗、黄瀬戸 山柿 飯碗

心を満たす黄金色のひと椀 和食器の中でも飯碗は、日本人の暮らしに根付いた特別な存在です。ご飯を盛るだけの器と思われがちですが、実はそこにあるのは、一日の始まりと終わりを彩る大切な瞬間を支える道具。選ぶ楽しさ、使う喜び、そして眺める愛おしさ。...
その他

蕎麦猪口という名の小宇宙-黄瀬戸 山柿 蕎麦猪口

蕎麦—日本人の心と舌をつなぐ味 蕎麦は日本人の暮らしに根付いた、まさに「粋」の象徴である。古くから、うどんとともに愛され続けてきた理由は何だろうか。それは、その素朴さと奥深さ、そして何より「手軽でありながら贅沢」という矛盾を一椀に宿している...
飯碗

器が紡ぐ時間 ~源右衛門窯が描く古伊万里の美~飯碗

器が紡ぐ時間 ~源右衛門窯が描く古伊万里の美~ 手の中に収まる器が、日々の暮らしを静かに彩る。朝の光の中で湯気を立てるマグカップ、夕餉のひとときにそっと添えられる飯碗。その器たちが、ただの道具以上の存在であると気づくのは、きっと一度、真摯な...