■ 共に暮らす、色とかたちの愉しみ
日々の食卓に欠かせない料理、カレーやパスタ。そんな定番メニューを、もっと楽しく、もっと美味しく見せてくれるのが「和食器」の魅力です。伝統の技と現代の暮らしが響き合う和食器には、洋皿とはひと味違うぬくもりと遊び心があります。ここでは、カレー皿・パスタ皿としても活躍する和食器の魅力をご紹介します。
■ 和のカレー皿 ― 盛り付けるだけで、ほっとする
和食器のカレー皿は、楕円形や舟形、リムのある平鉢など多彩な形があります。厚みのある陶器は保温性にも優れ、スパイスの香りをじんわりと引き立てます。
色合いは、温かみのある鉄赤釉(てつあかゆう)や灰釉(はいゆう)、飴釉(あめゆう)などが人気。やわらかな釉調が、カレーの色味と調和して、どこか懐かしさを感じさせます。粉引(こひき)の白もよく映え、野菜の彩りを引き立ててくれます。
日々のごはんをただのルーティンにしない、そんな力がこの器にはあります。
■ 和のパスタ皿 ― 余白が美味しさを引き立てる
和のパスタ皿には、浅めの鉢形やリム付きの大皿がよく使われます。中心がややくぼんでおり、ソースの絡んだ麺も美しく収まります。信楽焼や美濃焼、京焼など、産地によって土の質感や絵付けが異なり、使うたびに器との新しい出会いがあります。
例えば、織部釉の深緑がトマトソースに映えたり、染付の藍がクリームソースと好相性だったりと、器が料理の「額縁」となって、食卓の印象を引き締めてくれます。
洋の料理も、和の器に盛るとどこか落ち着いた趣が加わり、日々の暮らしが少し特別なものになります。
■ 共に暮らす愉しみ
お気に入りの器は、ただの道具ではありません。それは、一緒にごはんを食べる「食卓のパートナー」。その日の気分に合わせて器を選ぶ、そんなひと手間が心を豊かにしてくれます。
手にしたときの重み、釉薬の流れの美しさ、土のぬくもり。和食器には、人の手がつくり出す不均一の美しさがあります。毎日の食事が、作る人・食べる人・そして器との小さな会話の時間になります。
■ おわりに
カレーやパスタという馴染み深い料理こそ、器選びで愉しみがぐっと広がります。和食器ならではの表情豊かな皿たちが、食卓にやさしい彩りを添えてくれることでしょう。
あなたの暮らしに、ひとつの和の器を。今日のごはんが、昨日より少し楽しくなりますように。










