もし、ご家庭に小鉢が無い場合、和食の繊細な美しさや季節感や、食卓での調和が損なわれ、料理の風味や雰囲気が単調になりがちです。また、残り物の保存など実用性も低下します。小鉢は和食の魅力を最大限に引き出すだけでなく、保存や日常の使い勝手を高めるための重要な器ですね。
和食における小鉢は、料理を彩り、全体のバランスをとるために欠かせない役割を果たす重要な器のひとつです。小鉢は、料理を個別に盛り付けることで、繊細な盛り付けが可能となり、食卓に華やかさと調和をもたらします。小鉢の存在意義、種類、形状、サイズ、産地ごとの特徴、魅力や利点について解説してみたいと思います。






小鉢 楕円窯変 11cm 薄明
サイズ/直径10.9×高さ4.1cm(低い部分3.5cm)
重さ/約131g(商品により誤差があります)
容量/約145cc
質感/つややか
素材/磁器
生産地/日本(美濃焼)



小鉢の存在意義
小鉢は、一品ずつ盛り付けるための器で、和食では特に「小付け」や「小皿」として前菜や付け合わせに使われます。小鉢の主な役割は、水気の多い料理を含め見た目や風味の面で引き立てることにあります。そんな小鉢は、次のような使い勝手が期待されます。
・食卓の彩りを豊かにする
小鉢に盛り付ける料理は、野菜の煮物や和え物などが多く、色鮮やかな食材が選ばれることが多いです。器の美しさと料理の色合いが相まって、視覚的な楽しみを提供します。
・料理の配分や食事のリズムを調整する
小鉢に少量の料理を盛り付けることで、少しずつ味を変えながら食事を進めることができ、食事全体にメリハリが生まれます。
・料理を引き立てる器の選び方
小鉢の形状や色、デザインによって料理の魅力が引き立ち、見た目の美しさが増すことで食欲が高まります。また、器の種類によっては、料理の温かさや冷たさを保つ役割も果たします。
小鉢の種類と形状・サイズ
小鉢には様々な形状やサイズがあり、それぞれに用途やデザインの工夫が凝らされています。
・浅小鉢(あさこばち)
浅めの形状の小鉢で、和え物や刺身などの前菜、酢の物などを盛り付けるのに適しています。食材が盛り上がらずに自然と広がり、色合いが美しく見えるような工夫が施されています。
・深小鉢(ふかこばち)
深さがある小鉢で、煮物や汁気のある料理に最適です。深さがあることで、汁がこぼれずに料理を美しく盛り付けることができます。
・足付き小鉢
高台が付いている小鉢で、器自体が目立ち、豪華な印象を与えるため、特別な場での前菜や珍味の盛り付けに使用されます。
・花型・楕円・角型などの変形小鉢
花の形や楕円形、角型など、変わった形の小鉢もあります。料理に合わせて使い分けることで、食卓に変化をもたらし、季節感やテーマに沿った演出が可能です。ジャンルとしては向付(むこうづけ)になるかもしてません。






八角ボウル 和食器 11cm Oct 小鉢
サイズ/直径11cm×高さ4.5cm
重さ/約126g
容量/約175cc(満水)
質感/つややか
素材/磁器
生産地/日本(美濃焼)
電子レンジ、食器洗い機使用可
オーブン(直火)不可



産地ごとの特徴
日本各地で陶磁器が生産されており、各産地にはその土地ならではの技法やデザインがあり、独自の風合いを持った小鉢が作られています。
・有田焼(佐賀県)
染付の深まりゆく藍の叙情、また、絢爛たる色絵の極致の白磁に鮮やかな絵付けが施された小鉢が多く、色彩豊かで華やかなデザインが特徴です。軽くて丈夫なため、日常使いにも適しています。
・九谷焼(石川県)
大胆・奔放な色と図柄の九谷焼は、鮮やかな五彩(赤、青、黄、紫、緑)で描かれる絵付けが特徴的で、美術品のような華やかさがある小鉢が多いです。
・美濃焼(岐阜県)
その昔、日本の陶芸界を大きく変えた美濃焼は、シンプルで使いやすいデザインが多く、料理を引き立てる器として日常使いに適した種類が豊富です。グリーンと絵柄が器に躍る織部焼もこの地域の魅力です。
・備前焼(岡山県)
土の質感を活かした焼き物で、無釉の素朴な風合いが特徴です。料理を盛り付けた時に、和の落ち着いた雰囲気が楽しめます。
・萩焼(山口県)
温かみのある柔らかな色合いと、釉薬の特徴による表面の変化が楽しめます。料理に独特の温もりを与え、特に煮物などの温かい料理によく合います。


小鉢 Dolce
・サイズ/
梅型:口径9×高さ5cm
木瓜型:9×7.5×高さ5cm
五角:9.3×8.8×高さ4.6cm
菊型:10.5×8×高さ3.5cm
卵型:10×8.9×高さ4cm
・重さ/
梅型:約115g
木瓜型:約90g
五角:約87g
菊型:約95g
卵型:約100g
・容量/
梅型:約160cc(満水)
木瓜型:約155cc(満水)
五角:約135cc(満水)
菊型:約120cc(満水)
卵型:約100cc(満水)
・素材/磁器
・質感/つややか
・生産地/タイ
電子レンジ・食洗機可
オーブン・直火不可









小鉢の魅力と利点
小鉢の魅力は、その美しさと機能性の両立にあります。小さな器ですが、使い方次第で料理を引き立てるだけでなく、和の趣や季節感を演出することができます。また、比較的安価な利点もあります。
・多様な料理への対応
小鉢の種類が豊富なため、和え物、酢の物、煮物、汁物など、さまざまな料理に対応できます。
・一品一品の美しさを引き立てる
小鉢を使うことで、料理の色や質感が際立ち、美しさが強調されます。特に和食では、料理の見た目も重要な要素なので、小鉢はその演出に役立ちます。
・季節感を取り入れやすい
和食の基本である季節ごとに異なるデザインや色合いの小鉢を使用することで、季節感を食卓に取り入れることができます。例えば、春には桜模様の小鉢、秋には紅葉をイメージした色合いの小鉢など、食卓に四季を感じさせることが可能です。
・収納のしやすさ
サイズが小さいため収納が容易であり、食卓を整理しやすいのも利点です。複数の種類を揃えても省スペースで収納できるため、家庭でも使いやすい器です。
以上の通り、和食における小鉢は、料理を美しく盛り付けるための重要なアイテムであり、見た目の美しさや食事のリズム、季節感を演出するために役立っています。また、産地ごとに異なる個性豊かなデザインがあり、その選び方によって料理の雰囲気や食卓の印象が大きく変わります。小鉢を活用することで、和食の繊細さと美しさを最大限に引き出すことができ、日常の食事がより豊かで充実したものになります。








