向付の魅力と和食器の世界

京焼:銹絵花形向付・伏原博之 小皿・豆皿・小鉢
京焼:銹絵花形向付・伏原博之

器を愛でる時間は、日常の中にある小さな贅沢です。和食器の中でも「向付」と呼ばれる器は、まさにその楽しみの象徴と言えるでしょう。日本の食文化の中で、向付は料理を引き立てるだけでなく、食卓に季節の情感や遊び心をもたらしてくれる存在です。

日本人は、季節の移ろいを器に託してきました。桜の季節には花をかたどった器、秋には紅葉や木の葉皿、冬には雪文様。こうした向付は、料理を盛りつけたとき、自然そのものを食卓に招き入れるかのようです。お気に入りの器を使うことで、日常の食事が特別なものに変わり、その日限りの物語を紡ぎ出すことができます。

京焼:銹絵花形向付・伏原博之
京焼:銹絵花形向付・伏原博之

   

志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子

   

お気に入りを集める楽しさ
陶磁器が好きな人にとって、器選びは特別なひとときです。向付や小鉢を選ぶ際には、デザインや色、形に心惹かれるものを集めるのが醍醐味。派手な器や変わった形のものも、意外と使い勝手が良いものです。例えば、注ぎ口が付いた片口の器は、汁気の多い料理に使うだけでなく、洋風ソースやドレッシングの器としても重宝します。気に入った器を自由に使いこなす楽しさは、まさにセンスとアイデア次第です。

こうした器は、ただ食事の道具としてだけではなく、食卓の主役になることもあります。並べてみるだけで「見て楽しい」空間が生まれます。お気に入りをひとつ、またひとつと集めていく過程そのものが、器好きにとっての喜びとなるのです。

京焼:銹絵花形向付・伏原博之
京焼:銹絵花形向付・伏原博之
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子

   

形変わり器の遊び心
日本の器には「因(ちなみ)」と「見立て」という文化があります。行事や自然にちなんだ器を使うことで、食卓に季節感を取り入れるのです。春には蝶の形の向付やたけのこ形の器、七夕には糸巻き皿、秋には木の葉のデザインなど、その多様性は他国の器にはない日本独自の文化です。

さらに、長皿を舟に見立てたり、塗り盆を蓬莱山に見立てて盛りつけたりする「見立て」の文化も魅力的です。このような器使いには、もてなす人の教養や美意識が映し出されます。その心を読み取ることで、食事の場が一層豊かで特別なものになるのです。

京焼:銹絵花形向付・伏原博之
京焼:銹絵花形向付・伏原博之
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子

   

気むずかしい器たちの魅力
こうした形変わりの器は、収納の際に少し手間がかかることもあります。足付きや片口、筒形など、収納しづらい器は家庭では敬遠されがちです。しかし、その手間を少し我慢してでも、ぜひ一つか二つは取り入れてみてください。こうした器たちこそが、和食器の真の楽しさを教えてくれるからです。

たとえ収納棚の片隅で場所を取る存在であっても、その器が食卓に出た瞬間、場の空気が変わります。器が主役となり、料理がその舞台で踊り出すような感覚。それは和食器ならではの魔法です。

和食器が紡ぐ日常の贅沢
向付や和食器の世界は、料理を引き立てるだけでなく、日常に特別なひとときをもたらしてくれます。季節を感じ、遊び心を加え、そしておもてなしの心を伝える。日本の美意識が凝縮されたこの小さな舞台を、もっと気軽に、もっと楽しんでみませんか?

お気に入りの器を手に取り、「次は何を盛ろう」と思い巡らす時間。それは、日々の生活に彩りを添える贅沢そのものです。和食器の世界に足を踏み入れることで、きっとあなたの暮らしも豊かに広がることでしょう。

京焼:銹絵花形向付・伏原博之

志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子

京焼:銹絵花形向付・伏原博之
京焼:銹絵花形向付・伏原博之
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子
京焼:銹絵花形向付・伏原博之
京焼:銹絵花形向付・伏原博之
志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子
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京焼:銹絵花形向付・伏原博之

おおよそ14.0 × 14.3 × 高さ6.0cm

志野焼:鼠志野芦文向付・瀧川恵美子

おおよそ15.5 × 15.5 × 高さ5.0cm

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黒と斑の織りなす意匠・朝鮮唐津の味わい、唐津焼の皿、一皿に宿る自然の息吹