ふちを花びらのように切り込んだ輪花(りんか)のかたち。それは、咲き始めた一輪の花が、時を止めたかのように静かに佇む姿を思わせます。丸みのある曲線に、自然のやさしさが宿り、手に取れば、その柔らかな輪郭が心をほどいてくれる。そんな器形が、有田焼の染付と出会うとき、ひとつの物語が生まれます。
有田焼の染付は、白磁に映える藍の絵模様が特徴です。筆で描かれた線はときに揺らぎ、濃淡が生まれ、それがまるで水面に落ちる一滴の墨のように、静かに広がっていきます。藍はただの青ではなく、時を重ねるごとに深まり、光の加減によっても表情を変える――そんな奥行きのある色。古くから「ジャパンブルー」とも呼ばれ、日本の美意識とともに生きてきた色です。
輪花形の器に描かれた染付の模様は、唐草や菊、抽象的な線文様など、伝統的でありながら、どこか現代の空気も感じさせるものがあります。花のかたちの内側に、藍が描く物語が静かに息づいているのです。
食卓にこの器を置くと、不思議と料理が凛として見えます。白身魚の昆布締めや冷やし茄子のおひたし、ほのかに香る柚子の皮――日本の繊細な料理が、この藍の中でいっそう引き立ちます。輪花の縁が料理をそっと囲み、まるで花の中に料理を盛るような感覚。食べるという行為が、どこか詩的な営みにすら思えてきます。
【有田染付シリーズ 輪花プレート 瓔珞(ようらく)】
■幅273mm×奥行259mm×高さ19mm
■磁器
藍という色に、私たちは何を見てきたのでしょうか。古伊万里の器に込められた遠い記憶。染め物や藍布に漂う懐かしい香り。どれも日本の風土の中で生まれ、育まれてきた色です。有田の染付もまた、その系譜の中にありながら、器という日常の道具に藍の情緒を託しています。
輪花のかたちに咲く、藍の詩情。その器に料理を盛ることは、日々の暮らしにそっと一編の詩を添えることかもしれません。静かな時間を大切にしたい人へ、そして器の中に物語を感じたい人へ――有田焼の輪花染付の器は、そっと寄り添ってくれるはずです。

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