九谷焼(くたにやき)は、大胆かつ奔放な色彩と図柄で広く知られる日本の色絵磁器です。そのルーツは江戸時代初期の「古九谷(こくたに)」にさかのぼり、以来、数多の陶工がその遺風を受け継ぎ、現代の食卓にも華やぎをもたらし続けています。


■ 古九谷 ― 圧倒的な存在感と色彩美
古九谷は、加賀藩の支藩・大聖寺藩のもとで17世紀中頃に生まれました。初期伊万里と同じく有田の磁器技術を導入しつつも、装飾性においてはまったく異なる世界を切り拓いたと言えるでしょう。
古九谷の魅力は、色絵磁器に本来求められる「精緻さ」とは一線を画した、大胆で意表をついた構図と、深く重厚な色合いにあります。白磁の上に、青(緑)、黄、赤、紫、紺青の五彩(ごさい)を施し、器面全体に絵文様が広がる姿は、まるで一幅の絵巻のような迫力を持ちます。


■ 古九谷の代表的な様式
古九谷の絵付けは、その作風や配色の違いにより、以下のように分類されています。
●五彩手(ごさいで)
九谷焼の象徴ともいえる様式。緑(青)、黄、赤、紫、紺青の五彩を用い、器面全体に力強い絵文様を描きます。人物、花鳥、風景、幾何学文など幅広い題材が用いられ、豪放かつ装飾的な魅力にあふれています。
●青手(あおで)
緑(青)を主調とし、黄や紺青を組み合わせて構成された様式。全体に落ち着きと深みを感じさせる色調で、文様も抽象性の高い構成が多いのが特徴です。
●祥瑞手(しょんずいて)
中国の祥瑞(しょんずい)磁器に影響を受けたとされる様式。藍色を基調にしつつ、細かな文様や幾何学模様を配する繊細な構成が特徴で、他の様式よりも抑制された印象を与えます。
●南京手(なんきんで)
中国・南京の民窯の写しとされ、やや素朴で親しみやすい意匠が特徴。草花や人物などを自由に描き、全体に温かみのある風合いを持っています。






■ 現代に息づく古九谷調の器
現代の九谷焼にも、古九谷の伝統的な意匠や技法を踏まえた作品が多く制作されています。たとえば、五彩を大胆に配した大皿や、青手の落ち着いた色合いを活かした飯碗などは、和食にも洋食にも調和し、日常の食卓に絢爛たる華を添えます。
最近では、古典的な構図にとどまらず、モダンなデザインや抽象画を取り入れた新作も登場し、九谷焼の魅力は一層多様化しています。たとえば、金彩やプラチナ彩といった上絵技法を取り入れ、まるで現代アートのような感覚で仕上げられた器は、国内外で高い評価を受けています。


結びに
九谷焼は、古典と革新が共存する、まさに「生きている伝統工芸」です。現代の生活に寄り添いながらも、はるか江戸の気風を感じさせる九谷焼の器は、ひとつ食卓にあるだけで、その空間を特別なものへと昇華させてくれる存在です。
九谷焼 中皿 セット 赤絵鳳凰


九谷焼 中皿 セット 赤絵鳳凰
素材 磁器
サイズ 径 約19.5cm
外装 化粧箱
5枚セット
和の器 中皿 セット( 径 16cm ) 金花詰


和の器 中皿 セット( 径 16cm ) 金花詰
素材 磁器
サイズ 径 約16.0cm
外装 化粧箱
5枚1セット
九谷焼 マグカップ 吉田屋風丸紋間取/青郊窯


九谷焼 マグカップ 吉田屋風丸紋間取/青郊窯
商品サイズ 径8.2×高さ8.8cm
容量:300cc
箱の種類 紙箱
作家 青郊窯
九谷焼 マグカップ 葵/青郊窯


九谷焼 マグカップ 葵/青郊窯
商品サイズ 径7.8×高さ8.3cm
容量:220cc
箱の種類 紙箱
作家 青郊窯
九谷焼 青郊窯4号菊皿 飯田屋


九谷焼 青郊窯4号菊皿 飯田屋
素材:磁器
サイズ:径13cm
箱:なし
作:青郊窯

